Microsoft Office for Macは商用利用できるのか?
Microsoft Officeを使いたいけど、少し値段が高いな〜。お得に使える方法は無いかな。
もし、使っているPCがWindowsではなく「Mac」である場合は、少しだけお得に購入できるライセンスがありますよ。
どのライセンスを購入すればよいか教えて下さい、博士蛙〜
ライセンスごとに、使用できるソフトの種類や商用利用の可否が異なりますよ。まずはライセンスの種類や違いについて紹介しよう!
本記事では,Macユーザーに向けて,Microsoft Officeの選び方について説明します.
選び方において本記事で論点とするところは,「値段」と「商用利用できるライセンスか否か」です.
本記事の内容は,私が,実際にOfficeのプランを選ぶ際にとても悩んだ経験を元にしています.
特に,仕事とプライベートの両方でOfficeを使いたい方に向けて,少しだけお得に,そしてライセンス違反をしないようにOfficeを購入する手助けになれば幸いです.
注意:当記事は、2022年3月22日時点での情報です。最新の情報は、読者の皆様にてMicrosoft社などのウェブサイトをご確認ください。
1. Microsoft Officeの種類
Microsoft Officeには,大きく分けて「買い切り型」のプランと「サブスク型」のプランがあります.
「買い切り型」
1つ目は,最初にソフトウェアの料金を支払えば,その後の支払いは無く使い続けられるプランです.
最初に支払う金額は大きいものの,毎月の出費にはならないので,安心です.
家庭向けの商品の代表的なものとして,「Office Home & Business 2021」と「Office Personal 2021」,「Office Home & Student 2021 for Mac」の3つです.
ちなみに,「Office Home & Student 2021 for Mac」は名前に「Student」とついていますが,学生さんで無くても利用できます.
いずれのプランも,1人のユーザーが2台のマシンにインストールをして利用することができます.
そして,「Office Home & Business 2021」はWindowsとMac共に,「Office Personal 2021」はWindowsのみ,「Office Home & Student 2021 for Mac」はMacのみで利用することができます.
値段は,「Office Home & Business 2021」が¥ 38,284(税込み),「Office Personal 2021」は¥ 32,784(税込み),「Office Home & Student 2021 for Mac」は¥ 26,184(税込み)です.(※ 金額は,本記事を執筆した,2022年3月22日現在のMicrosoft公式サイトに記載されているものです.)
インストールできるアプリは,「Office Home & Business 2021」では「Word, Excel, PowerPoint, Outlook」,「Office Personal 2021」では「Word, Excel, Outlook」,「Office Home & Student 2021 for Mac」では「Word, Excel, PowerPoint」となっています.
インストールしたいマシンのOSや使いたいソフトウェアの組み合わせによって値段が異なります.
私の場合は,Macを使っており,PowerPointを使いたかったので,「Office Home & Student 2021 for Mac」を選びました.値段も他のプランに比べると低い点もポイントが高いです.
「サブスク型」
2つ目は,毎月あるいは毎年に,一定の料金を支払い,最新のOfficeを利用することができるプランです.
「Microsoft 365 Personal」では,1ヶ月あたり¥ 1,284で利用できます.また,1年分をまとめて支払う場合は,¥ 12,984で利用できます.
「Microsoft 365 Personal」と「Office Home & Student 2021 for Mac」の料金を比較してみましょう.
概算ではありますが,「Microsoft 365 Personal」を2年ちょっと利用すると,「Office Home & Student 2021 for Mac」の料金を超えてしまいます.
「Microsoft 365 Personal」には,「Word, Excel PowerPoint」の他にも,TeamsやOneDriveが利用できるので,一概に「Office Home & Student 2021 for Mac」と料金を比較することはできません.
文章やスライド資料,表計算といった用途でMicrosoft Officeを使いたい(使わざるを得ない)場合は,「Microsoft 365 Personal」を選択せずに,「Office Home & Student 2021 for Mac」で良いと思います.
2. Microsoft公式で買うのがお得なのか
Office Home & Student 2021 for Macを購入する上で,どこで購入するとお得なのかが気になるところです.
まずは,Microsoft公式サイトの値段を見てみました.
値段は,¥ 26,184(税込み)です.
次に,Appleのサイトの値段を見てみました.
値段は,¥ 25,800(税込み)です.
金額を比べると,Appleのサイトから購入した方が,¥ 384お得です.
3. Office Home & Student 2021 for Macは,商用利用できるのか
ここまでの話をまとめると,Macを使っている,そして,文章やスライド資料,表計算といった用途でMicrosoft Officeを使いたい(使わざるを得ない)場合は,「Office Home & Student 2021 for Mac」が良さそう,という結論になります.
では,プライベートだけではなく,仕事のちょっとした書類を編集したい場合は,「Office Home & Student 2021 for Mac」のライセンスでよいのでしょうか.
気になったので,Microsoft公式サイトをもう一度よく見てみました.
よくよく見ると,「非営利目的の使用」と書かれています.
さらに,Appleのサイトも見てみました.
こちらには,製品のポイントのところに「非営利目的での使用許諾」と書かれています.
一方,Microsoftの公式のブログに気になる表記がありました.
「日本向け製品ラインナップ」の「Office統合製品」の表にある,「Office Home & Student 2021 for Mac」の「商用利用権」に○がついています.
Microsoft公式のサイトとブログの間で表記が異なる状態になっています.
気になったので,Microsoftの公式のサポートに,表記が異なる点について,質問をしてみました.
その結果,「Office Home & Student 2021 for Macは非営利目的の使用の記載がございますが,商用利用は可能になりました.お客様を混乱させる表記となっておりますことをお詫びいたします.」という回答をいただきました.
少しでも値段が安い方を購入したいと思い,Microsoft公式のサポートに「Appleのサイトで売られているOffice Home & Student 2021 for Macも商用利用できますか」,と尋ねたところ,「Apple様のサイト内容につきましては確認ができないためお答えできませんが.Office Home & Student 2021 for Macは商用利用可能でございます.」という回答をいただき,Microsoft公式サイトのリンクを紹介されて,「ページよりご購入にお進みいただきます.」と言われました.
Appleのサイトについて明言されなかったのですが,Microsoft公式サイトから購入した「Office Home & Student 2021 for Mac」は商用利用できることが確認できました.
また,同様の質問をAppleのサポートに行ったところ,「当窓口におきましても,本製品の商用利用に関しましては情報を持ち合わせておらず,有効な情報のご提供が難しい状況でございます.」と言われました.
こちらも明言されませんでした.
まとめ
MacでMicrosoft Officeを少しでもお得に利用するには,「Office Home & Student 2021 for Mac」 を選ぶと良い.
Mac上でお得にOfficeを商用利用をしたい場合は,Microsoft公式サイトから「Office Home & Student 2021 for Mac」 を購入すると良い.
最後まで読んでいただきありがとうございます.
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